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昨夜の1分間卓話の原稿をアップしておきます。
6月4日はアメリカの大統領の中間選挙でした。今日その結果が分かると言うので終日何となく気になっていましたが、皆さんは如何でしたか?
アメリカと言えば・・・、ロータリークラブが生まれたアメリカには、哲学らしきものと言えば、ただ一つ、プラグマチズムがあるのみです。この「プラグム」と言うのは「行動」を意味しています。ロータリーが実践を大事にするのは、当時もてはやされたこのプラグマチズムの影響があったと、想像されます。また、アメリカには、固有の文化と呼べるものは、せいぜい「アメリカンドリーム」位なものです。
そして、「努力するものは、報われる!! チャンスは平等に与えられる!! 」これがその真髄ですが、
19世紀末から20世紀初頭にかけてのアメリカは、残念ながら、金儲け至上主義に傾き、商道徳は忘れられ、だまされる方が間抜けと見なされる様な社会でした。そのような社会に反省の念を持った人が集まって、ロータリークラブが生まれたのですから、当然、「真のサービスを行う」、「自らの職業を正しく行う」、そして「個人がそれぞれ実践する」、と言った行動規範が、ロータリーの目的とされたのは、ごくごく自然の成り行きでした。
現在のように、RIから色々と指示される事は、本来の成り立ちから考えて、非常に不自然な事態なのです。
皆さんも、是非一度、ロータリーが生まれた頃のアメリカの歴史を学んでみては如何でしょう。この頃の知識が無ければ、めしいた人が像の腹をなでている様なもので、現在のロータリーばかり見ていたのでは、いつまでたってもロータリーを理解できないと思います。
一度考えてみてください。
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